住生活女性フォーラム

自民党会館で開かれた「住生活女性フォーラム」に参加。
日本住宅建設産業協会と日本住宅管理業協会の主催。
会場は700名ほどで大盛況。
半数が女性というところです。

基調講演は櫻井よしこ先生

櫻井先生の講演は「日本人・自然と人間」というテーマでしたが、話は、「食の安全」から、「国家の安全」へ。
経済繁栄に甘えてきた日本は、中国の発展の中で存在感が薄れ、自国を守れないと主張。
米国にとっても、大消費地を持ち、米国債を大量に保有し、軍事力が強大な中国は日本より重要なパートナーとなることは明らか。
中国が力を増して、日本に圧力をかけても、米国は助けてくれません。
軍事力が伴なって初めて外交力が高まるとの自説を展開です。
最近の著書『明治人の姿』を紹介。
今日と比較にならないくらいに弱い国家だった日本を、世界列強に並ぶ強国にしたのは「明治人」。
平和ボケの日本国民が、国家の力、社会の力を信じ、心を建て直すことができれば、短期間で日本は蘇ると力説。
なかなか説得力あります。

パネルディスカションは住宅業界の女性社長

ディスカションに参加されたのは地域の不動産業を地域貢献活動で支えている大里綜合管理の野老真理子社長。
イタリア建築を建築デザインに生かしているドムスデザインの戸倉容子社長。
女性を生かす住宅営業コンサルティングのベーシックの田原祐子社長。
そして東京学芸大学名誉教授の小澤紀美子先生。
野老社長は千葉の九十九里の地域不動産会社ですが、活動の中で6月には、グリーンシートで募集を行っているレジェンドホテルの鶴岡社長の講演会も企画。
不動産・建設業界は厳しい環境下ですが、女性の力を生かすこと、地域への役立ちを明確にすることで、伸びる経営ができることを、それぞれの会社の具体例でお話しいただき、有意義でした。