元バンダイ社長、山科さんが新事業をプレゼンテーション

バンダイ社長の山科さんが新たに取り組むLong Tail Live Station(LTLS)社のプレゼンテーションに参加。
会場の秋葉原のUDXシアターはほぼ満席です。
今日のプレゼンテーションは取引先等、関係者向け。
ディー・ブレイン証券にてLTLSの株式募集を取扱っていて、私も招待です。
昨日はこれに先立って報道機関向け説明会も行われています。http://www.asahi.com/digital/cnet/CNT201001250098.html
http://www.phileweb.com/news/d-av/201001/25/25186.html

日本の映像文化をデジタル化して世界に配信

壇上では山科社長がにこやかな笑顔でTLSの事業内容の説明をスタート。
その事業とは、日本のもつ文化的価値の高い貴重なアナログ映像を高度デジタル化してネット配信するという極めて社会的意義の大きいもの。
すでに著名な映画・アニメ等の著作権を有するプロダクション複数社と契約を締結。
デジタル化の業務が始まっています。
デジタル化された映像のネット配信等に伴う収益を著作権者に分配する事業モデルです。
様々な動画が洪水のように氾濫するネットにおいて、著作権者の協力を得て、LTLSでしか見れない価値の高い映像コンテンツを集めていくということでしょう。
また、独自の動画検索エンジン(開発中)によって動画シーンの細部までブレイクダウンした検索を可能とし、デジタル化映像データの利用ニーズに応えるとのこと。

カラーデジタル化で蘇る名作

プレゼンテーションも終盤。
「それでは実際に見てもらいましょう・・・」と山科社長の声が響きます。
会場が暗くなったかと思うと、往年の名優の侍姿の映像が映し出されました。
某監督の名作の1シーンです。
思わず見入ってしまいますが、3分ほどで終了。
続いて、画面が4つに割れて、同じシーンが4つの画面で同時に上映されます。
驚いたのは、右下の画面のカラー映像。
左上で流れる元の白黒アナログ映像と比較すると、精細なカラー映像にデジタル化。
コマ落ち部分も修復され、自然な色づかいで、とてもつくられたものとは思えません。
この4画面は、デジタル化の加工が進んでいく様子を段階的に示したものとの山科社長の説明。
左下の画面は色づけ前の白黒デジタルです。
圧巻のデモンストレーションでした。

一般向けにも説明会を開催

今日と同様のプレゼンテーションが一般向けに2月4日と5日の午後5時から、同じ秋葉原のUDXシアターで開催の予定。前座では私が「コミュニティ型投資の魅力」のテーマで講演です。入場無料。
https://www.d-brain.co.jp/form/fm/dbs_ltls

LTLSの株主になって山科社長を応援

このLTLSの株式はディー・ブレイン証券にて、日本証券業協会の「譲渡制限付店頭取扱有価証券」制度によって募集取扱を行っている銘柄です。
グリーンシート制度とは異なり、流通市場は形成されませんが、新株発行後2年間または証券取引所への上場日の前日まで継続保有することを、投資者と発行会社と証券会社が3者契約をすることを前提に、未上場株式の取扱を証券会社に認めている制度です。
発行時の情報開示はグリーンシートと同様に義務づけられており、銘柄審査と継続開示については、ディー・ブレイン証券が内規で義務づけています。

経営者にとっては流通市場で株式を売買する投資家よりも株主として会社を応援する長期保有の株主を増やしたいところ。
そのような企業の株式募集は「コミュニティ型募集」が最適。
ここには多くのLTLSファンが集うコミュニティができてきています。
「コミュニティ型募集」を証券会社が支援するには、グリーンシートとともに譲渡制限付店頭取扱有価証券制度は最適です。
DB証券としても「譲渡制限付募集取扱」を積極化していきたいと思います。